9 その他の心筋疾患
 心サルコイドーシスにみられる致死的不整脈として,以前から房室ブロックが注目されていたが,実際には持続性心室頻拍も多い414).その他,筋ジストロフィー,慢性肺疾患,進行性全身硬化症,糖尿病などに持続性心室頻拍が合併する例がある.これらの疾患において突然死や持続性心室頻拍または心室細動の予知は困難で,症状から心室頻拍や心室細動が疑われる例では電気生理検査が有用である.持続性心室頻拍や心室細動が証明された例では,突然死(=致死的不整脈)の二次予防としてICDが適応となる11),414)
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心臓突然死の予知と予防法のガイドライン(2010年改訂版)
Guidelines for Risks and Prevention of Sudden Cardiac Death(JCS 2010)