6 脚ブロック
右脚ブロックは1.8/1000人に認められ,突然死における意義は小さいが,左脚ブロックは心疾患に伴うことが多く,生命予後は不良である259).心不全では左脚ブロックは約25%に認められ,総死亡も突然死も多くなる61).2~ 3束ブロックは完全房室ブロックや高度房室ブロックに移行して突然死をもたらす危険がある261).電気生理検査でブロック部位を確認したり,ペーシングや薬剤負荷によりブロックの誘発を試みて,3度房室ブロックや高度房室ブロックへの進行が予測できる130)-135).
徐脈のペースメーカ治療は不整脈非薬物治療ガイドラインによる11).
心臓突然死の予知と予防法のガイドライン(2010年改訂版)
Guidelines for Risks and Prevention of Sudden Cardiac Death(JCS 2010)